NAS大高校、みなと校コーチの廣瀬です。
今回は、普段サッカーをプレーしている生徒向けのブログです。
フットサルがサッカーにつながることは自然なこと
私は、通常のレッスン中にフットサルとサッカーを結びつけるような生徒への問いかけをたくさんするほうではありません。競技の構造的に、個人差はありますがフットサル経験は必ずサッカーのプレーに結びつくはずで、また、「サッカーではこうだから」という思い込みが行き過ぎると、フットサルを学ぶ吸収力に影響があると思うからです。プレーしていく順序はフットサルからサッカー、これはまず間違いありません。これはサッカーの現場からも最近は推奨されていることで、「スモールサイドゲーム」(少人数のゲーム)は個人技術・戦術を学ぶ上で有用だとされています。
(ただし、11人対11人のゲームの代用にはならないという意見も聞かれますね。これに対する考察は別の機会にさせていただきます。)
ゴール前や、ボールを奪う局面では必ず活かせる
基本的には、フットサルをプレーしている、フットサルを学んでいるという時点で、サッカーにおける密集する局面でのプレーについてアドバンテージを得ていると思っています。
サッカーでの「密集する局面」とはどういうことかというと
攻撃時でいえば、相手ゴール前はたいてい密集しています。(長い距離のカウンター時を除く)
守備時でいえば、それこそ、ボールを追い込んでボールを奪うというほとんどのシーンでは一時的な「密集する局面」は生まれていると思います。
サッカーにはオフサイドがありますから、レベルが上がっていけばいくほど、守備側のチームはオフサイドを利用し、ボールを奪うためのエリアを小さくしていきます。
過去のブログも参考に見てみてください
中学時代の絶望的な経験
話は変わり、私の中学時代の話ですが、小学生の時に所属していた街クラブのジュニアユース時代に、当時対戦した読売クラブジュニアユースに非常にショッキングな大敗をしました。スコアは正確には覚えていませんが、二桁得点差だったことは間違いなく、結果以上に強く印象に残っているのは、プレー中に「全くボールを奪える気がしなかった」ことです。ボールを追い込んで奪えると思ったタイミングでも、密集する場面でうまく打開されてしまい、逆にたまにこちらがボールを保持していても、あっという間に取り囲まれてしまいました。
だいぶ古い時代の話で恐縮ですが、読売クラブは今の東京ヴェルディの前身のチームで、トップチームはもちろん、育成年代の下部組織は当時圧倒的な強さを誇っていました。そのスタイルは南米スタイル、ブラジルスタイルで、フットサルのようなプレーも随所に見られました。ボールを保持して比較的短いパスで繋いでいくというスタイルでした。
大人になってフットサルをプレーして気づいたこと
そこから年月を経て、大学卒業してから本格的に競技フットサルをプレーするようになり、「こういうことだったのか」という気づきがたくさんありました。一応大学までサッカーを続けていましたが、恥ずかしながらフットサルをプレーしてみて新しく気づくこと、なんとなく感じていたり行えてはいたけど改めて確信を持てたことが山ほどありました。フットサルでは、サッカーと比較すれば常に密集している局面がほとんどのため、そこで活かせる技術や考え方が非常に細かく定義され整理されています。
もちろんサッカーにはサッカーの戦術があるのですが、少なくともサッカーでの密集した局面で活きる技術・戦術を身につける時に、フットサルは非常に有益です。そのことを伝えたいと思ったことが、私が育成年代のフットサル指導者になったきっかけの一つでもあります。また、密集した局面以外でも活かせることもありますが、それはまた別の機会に。
名古屋オーシャンズフットサルスクールNAS大高校、みなと校は名古屋市で本格的なフットサルを学べるスクールです。ぜひ一度体験にお越しください。
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